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中国薬膳料理

中国薬膳料理の画像

『医食同源』という言葉をよく耳にします。これは中国で古くから伝わる言葉で、「病気を治療する(医)も、日常の食事をする(食)事も、共に生命を養い、健康を保つために欠かせないもので、源は同じ(同源)である。」という意味です。つまり、薬は健康維持には必要なもので、毎日の食べ物と同じく大切であり、美味しく食べることは薬を飲むのと同様に心身を健やかにしてくれると言うことなのです。中国の食文化にはこのような思想が根底にあるのです。このような思想が発展し生まれたのが中国薬膳料理なのです。

薬と食べ物が同じであれば、個々の食べ物にもそれぞれの効能があり、その効能を引き出すのに適した調理方法があると、中国の人達は考えるのです。「薬膳料理」は、この考え方に基づいて作られた料理なのです。「薬膳料理」は、食材が本来持っている効能を十分に引き出すと同時に、食材同士のバランスを整え、食材の組み合わせによって効能を倍増させるように調理・工夫された料理なのです。

中国では、「医=食」と考えられていますが、我が日本では「医」と「食」が明確に分かれています。「医」と「食」を繋げるとしたら、「健康食品」なるのもが日本に存在しているのが現状ではないでしょうか。
しかし、昨今の日本でも、中国の「医食同源」からなる「薬膳料理」に注目が集まり、中国の食文化を支持する日本人も増えつつあります。「医食同源」の思想が理に適った食生活であるということの証なのでしょう。この機会に、中国薬膳料理に触れてみるのも良いことでしょう。

薬膳料理には当然、生薬を料理に組み込んだ献立があり、普通の食べ物・味をもって薬効を高める献立があります。また、薬膳料理は、ある決まりごとがあり、このルールに則った料理でないと薬膳料理と認められていないのです。ただ単に生薬を使っているからとか、クコの実を乗せただけでは、薬膳料理だとは言えないのです。
中医学の理論に基づき、季節や心とのバランスを取り、体質や体調によって食材や調理法が考えられた料理だけが薬膳料理となるのです。一年を通し、人は季節の中で生活をしています。食材にも旬があり、人がその時期に必要とする食材も当然あるのです。いくら身体に良いからと、年がら年中その食材を食べていては、逆に害にもなり得るのです。

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